リクガメのケージ選びにおいて、多くの飼育者が悩むのは、コスト、使いやすさ、メンテナンスの手間です。
その解決策として「トロ舟」をケージとして使用する方法が注目されています。
この記事では、トロ舟をリクガメのケージとして活用する際のポイントやレイアウト、さらには自作ケージとの比較などを紹介していきます!
- リクガメのケージにトロ舟を使う利点と注意点
- トロ舟を使ったレイアウトのアイデア
- トロ舟ケージを自作する際の工夫
- トロ舟ケージに適したライトの選び方
リクガメケージの代用品としてのトロ舟
リクガメの飼育において、専用ケージは高額なことが多いですが、トロ舟は安価で大きさも調整しやすく、代用品として非常に優れています。
トロ舟のメリット
- コストパフォーマンスが高い:専用ケージに比べて価格が安いため、飼育コストを抑えることができます。
- 大きさの自由度:トロ舟は様々なサイズがあるため、飼育スペースやリクガメの成長に合わせて選べます。
トロ舟のデメリットと対策
- 深さが足りない:リクガメが脱走しないように、適切な高さのフレームを自作したり、ケージの一部をカバーしたりする必要があります。
- 見た目がシンプルすぎる:市販のケージに比べると見た目がシンプルですが、インテリアを工夫することで、見栄えを良くすることができます。
リクガメケージにおすすめのトロ舟
リクガメ トロ舟 レイアウトのポイント
トロ舟をリクガメのケージとして利用する場合、まず重要なのはレイアウトです。
リクガメは昼行性で、適切な温度と光が必要なので、レイアウトを考える際には、バスキングエリアやクールスポットを確保することが大切です。
1. バスキングエリアの設置
トロ舟ケージの片側にバスキングライトを設置し、リクガメが体温を上げられるエリアを作りましょう。
リクガメは外部からの熱を利用して体温を調節するため、温かい場所が必要です。
ライトの下には石やレンガを配置することで、リクガメが快適に日光浴ができるようにします。
2. クールスポットの確保
もう一方のエリアには、赤玉土やココファイバーなどの自然な床材を敷き、湿度を保てる場所を作りましょう。
リクガメは体温が上がりすぎたときに涼しい場所で休む必要があるため、バスキングエリアとの温度差を確保することが大切です。
3. 水入れと隠れ家
トロ舟内には浅い水入れを設置し、水浴びや水分補給ができる環境を整えます。
また、リクガメは隠れる場所を好むため、ケージの一角にシェルターや隠れ家を設置することも重要です。
自然素材のシェルターや、レンガを使って自作するのもおすすめです。
リクガメ トロ舟ケージ 自作のアイデア
トロ舟はそのサイズと手軽さから、リクガメのケージとして人気がありますが、自作ケージを考える飼育者も多いです。
カメさん、ベビーケージからトロ舟にお引越し。もう甲長も10cmを超えて45cmケージは卒業よ。
— haru (@bonbon_haruyasu) September 12, 2021
#ヘルマン #リクガメ pic.twitter.com/mvS6XogHqu
ここでは、トロ舟をベースに自作ケージを作る際の工夫を紹介します。
1. ケージの高さを補う
トロ舟は通常、深さが20cm前後とやや浅いので、リクガメが脱走するのを防ぐために、簡単なフレームやメッシュを追加して高さを補いましょう。
また、上部に紫外線灯を取り付けるためのフレームも作成すると、ケージ内の環境を整えるのが容易になります。
2. 通気性を考慮する
トロ舟は通気性が良く、湿度がこもりにくい利点がありますが、冬場や乾燥する季節には保温性が必要です。
保温シートや断熱材を周りに設置するなど、季節に応じた工夫をすると良いでしょう。
自作のカバーを作ることで、通気性と保温性のバランスを保つことが可能です。
トロ舟に最適なリクガメ用ライト
トロ舟ケージでは、リクガメにとって必要な紫外線灯やバスキングライトを適切に配置することが重要です。
ライトの種類や設置場所について解説します。
1. バスキングライト
リクガメは外気温が低いと活動が鈍るため、バスキングライトで体温を上げる環境を作ります。
トロ舟ケージでは、80W程度のライトが一般的です。
昼間はライトをオンにして、リクガメが体温を維持できるようにしましょう。
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2. UVBライト
リクガメはカルシウムを吸収するために紫外線が必要です。UVBライトは必須であり、特に「10.0」のUVBランプが推奨されています。
トロ舟の上部に取り付け、リクガメが十分な紫外線を浴びられるようにします。
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まとめ
リクガメのケージとしてトロ舟を活用することは、手軽でコストパフォーマンスも高く、多くの飼育者にとって理想的な選択肢です。
レイアウトや自作ケージの工夫、適切なライトの選定をすることで、リクガメにとって快適な環境を作ることができます。
- リクガメのケージにトロ舟を使うメリットは、コストが安く、レイアウトが自由自在な点。
- トロ舟を使ったケージでは、バスキングライトとUVBライトが必須。
- トロ舟の高さが足りない場合は、自作フレームで高さを補う工夫が必要。
- 通気性が良いため、夏場には特に適しているが、冬場は保温対策が必要。
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