爬虫類を飼育する上で、特に気をつけたい病気の一つがくる病です。
くる病は、カルシウム不足やビタミンD3の欠乏によって骨が軟化し、健康を損なう骨代謝系疾患です。
治療が難しいため、予防と早期発見が非常に重要です。
この記事では、爬虫類のくる病の治し方や、発症した際の対策を具体的に解説します。
この記事を読むことで、以下のポイントを理解できます:
- 爬虫類のくる病の原因と対策
- カナヘビやニホントカゲなど各種トカゲの治療法
- フトアゴヒゲトカゲの初期症状と対応策
- くる病予防に必要な飼育環境やアイテム
爬虫類のくる病とは?原因と対策
くる病の症状と原因
爬虫類のくる病は、カルシウムやビタミンD3の不足が主な原因です。
紫外線の照射不足や、適切な餌を与えていない場合、体内でカルシウムが正常に吸収されなくなり、骨が軟化します。
特に紫外線灯の設置が不十分な飼育環境では、くる病のリスクが高まります【参考:トカゲのかかりやすい病気「代謝性骨疾患」(https://ariake-ah.com/tokage-taisyaseikotushikkan-metabolic-bone-disease-in-lizards/)】。
カルシウムとビタミンD3の補給方法
くる病の予防には、カルシウムを適切に摂取させることが最も重要です。
エキゾテラカルシウムなどのカルシウム剤は、簡単に餌に振りかけて与えることができ、非常に効果的です。
さらに、ビタミンD3が不足しないように、紫外線ランプも併用しましょう【エキゾテラカルシウムの使い方を解説】。
トカゲのくる病の治し方
フトアゴヒゲトカゲの初期症状と治し方
フトアゴヒゲトカゲでは、くる病の初期症状として、四肢の動きが鈍くなったり、背骨や顎が軟化することがあります。
早期発見が重要で、適切な紫外線灯を設置し、カルシウムサプリメントを与えることで、病気の進行を食い止めることが可能です。
バスキングスポットを長時間設置し、十分な日光を浴びさせることも効果的です【ビバリア バスキング&シェルターの口コミ・評価は?使い方や注意点も分かりやすく解説!】。
ニホントカゲのくる病は治るのか?
ニホントカゲや他の小型トカゲでも、くる病は発症する可能性があります。
治療は可能ですが、早期の発見と対策が不可欠です。
カルシウムを豊富に含んだ餌と、紫外線ランプによるビタミンD3の供給が治療の基本です。
また、カルシウム不足が進行すると、痙攣や麻痺が見られることもあるため、症状が現れたらすぐに対応しましょう。
カナヘビのくる病治療法
カナヘビは野生でも飼育下でもくる病にかかることがあります。
特に人工飼育では、紫外線の不足や不適切な餌が原因で発症します。
カルシウムとビタミンD3を意識的に補給し、適切な紫外線灯を設置することが予防策として効果的です。
くる病対策に必要なアイテム
紫外線灯とヒートランプの重要性
くる病を予防するためには、適切な紫外線照射が必要です。
エキゾテラのヒートグローや、ナノサイズのバスキングライトなどは、トカゲ類に十分な紫外線を供給できるため、設置を強くおすすめします【エキゾテラ ヒートグロー(ナノ/50w/75w/100w/150w)】。
カルシウム剤とビタミンD3サプリメント
カルシウムを補うためのサプリメントは、爬虫類飼育には必須です。
餌に振りかけるタイプのものが便利で、適量を守って定期的に与えることで、骨の健康を維持できます。
また、ビタミンD3を含むサプリメントも併用することで、くる病予防効果が高まります。
まとめ:爬虫類のくる病の治し方と予防法
- くる病はカルシウムとビタミンD3の不足が原因で発症します
- フトアゴヒゲトカゲやニホントカゲなどの初期症状には注意が必要です
- 紫外線灯の設置とカルシウム剤の使用が予防と治療に効果的です
- 早期発見と対応が、くる病の進行を食い止める鍵です
- バスキングランプやカルシウムサプリメントなどの適切なアイテムを使用して、飼育環境を整えましょう
爬虫類の健康を保つためには、日々の飼育環境の見直しが非常に重要です。
くる病の予防には、カルシウムと紫外線のバランスが欠かせませんので、しっかりとした管理を心がけてください。
参考になった方は、ぜひコメントを!