ヒョウモントカゲモドキ(レオパードゲッコー)は、その愛らしい見た目と飼いやすさから、爬虫類飼育の入門種として人気のあるペットです。
ですが、「ヒョウモントカゲモドキ なつく?」という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
この問いに対して先に結論を述べると、「犬や猫のようにはなつかないが、人に慣れることは十分に可能」です。
この記事では、ヒョウモントカゲモドキの性格や人へのなつき方、接し方のコツや注意点に加え、ヒョウモントカゲモドキの飼い方や「餌」「寿命」「種類」といった飼育全般の情報も初心者向けにやさしく解説します。
この記事を読むと、以下のような疑問が解消できます:
- ヒョウモントカゲモドキは人になつくのか?
- なつくまでの期間と慣れさせ方のコツ
- ヒョウモントカゲモドキ 飼い方の基本
- 餌・寿命・種類など飼育に必要な基礎知識
ヒョウモントカゲモドキはなつくの?
なつく=信頼してくれる状態
ヒョウモントカゲモドキは、感情を表に出すタイプの動物ではありません。
そのため「しっぽを振る」「甘える」といった行動は期待できませんが、
- 手から餌を食べる
- 飼い主が近づいても逃げない
- ハンドリング中に落ち着いた様子を見せる
といった行動が見られるようになれば、十分に人に慣れて信頼している証拠といえます。
なつくまでにかかる期間
個体差はありますが、おおむね1週間〜1ヶ月ほどで慣れてくれる場合が多いです。
慣れるスピードには次のような要因が関係します:
- 飼育環境の静かさ
- 飼い主の接し方
- ヒョウモントカゲモドキの性格(個体差)
焦らず、ゆっくりとしたスキンシップを心がけることが大切です。
なつかせるためのポイント

いきなり触らず、まずは観察から
飼い始めの1週間ほどは、無理に触らずに環境に慣れさせましょう。 餌やりや掃除以外はできるだけ静かに過ごし、様子を見ることが大切です。
手から餌を与える練習をする
人間の手を「怖いもの」ではなく「ごはんをくれるもの」と認識してもらうことで、徐々に信頼を築くことができます。 ピンセットを使って目の前で餌を動かしたり、慣れてきたら手のひらに乗せて与えたりしましょう。
ハンドリングは徐々に
最初から持ち上げようとするとストレスを感じさせてしまうので、
- 手をテラリウムの中に入れてじっとしてみる
- 自分から手に乗ってくるのを待つ
といった方法で少しずつ慣らしていくのがおすすめです。
名前を呼び続けることにも意味がある?
ヒョウモントカゲモドキは音に対する反応はあまり良くありませんが、飼い主の声や存在を学習することはあります。 食事のときに名前を呼ぶ、優しく話しかける習慣をつけることで、落ち着いた反応を見せることがあるでしょう。
やってはいけないことと注意点

無理なスキンシップは逆効果
慣れていないうちから毎日のように持ち上げたり、強引に触ろうとすると、信頼関係を築くどころかストレスで体調を崩してしまうこともあります。
「可愛いから毎日触りたい」気持ちはグッとこらえ、相手のペースを尊重することが大切です。
脱皮中や食後のハンドリングは避ける
脱皮中の個体は神経質になりやすく、体に触れられることを嫌がる傾向があります。 また、食後すぐに持ち上げると、消化不良や吐き戻しの原因になることも。
観察している中で、「今日は落ち着いているな」と感じたときに、短時間から始めましょう。
夜行性であることを忘れずに
ヒョウモントカゲモドキは夜行性の生き物なので、昼間に頻繁に構おうとするとかえって嫌がられてしまうことがあります。 接触はできるだけ夕方〜夜間にとどめ、無理なくリズムを合わせていくことが理想です。
ヒョウモントカゲモドキ 飼い方の基本と注意点

餌の与え方と頻度(ヒョウモントカゲモドキ 餌)
主な餌はコオロギやミルワームなどの生餌ですが、人工飼料を併用する飼い主も増えています。
- 幼体:1日1回(食欲旺盛)
- 成体:2〜3日に1回(与えすぎ注意)
餌は動いているものが好まれるため、ピンセットで動かしながら与えるとよいでしょう。
寿命はどれくらい?(ヒョウモントカゲモドキ 寿命)
ヒョウモントカゲモドキの平均寿命は約10年~15年と長く、20年近く生きる個体も報告されています。
このため、「最後まで責任を持って飼えるか?」をしっかり考える必要があります。
後悔しないために(ヒョウモントカゲモドキ 後悔)
「思ったより動かない」「懐かない」などで後悔するケースもありますが、
- 飼育スタイルが自分に合っているか
- 夜行性で昼間はほとんど動かないこと
などを事前に理解しておけば、多くの後悔は防げます。
ヒョウモントカゲモドキの大きさと種類
- 大きさ:成体で約18〜25cmほど
- 種類:マックスノー、ハイイエロー、タンジェリンなど多数
色や模様、性格に違いがあるため、自分に合った個体を選ぶ楽しみもあります。
フトアゴヒゲトカゲはなつく?比較してみよう
ヒョウモントカゲモドキと並んで人気の爬虫類、フトアゴヒゲトカゲも「なつく」と言われています。
- フトアゴ:より表情豊かで反応が良い
- レオパ:穏やかでマイペース
どちらも魅力的ですが、「なつきやすさ」重視ならフトアゴ、「飼いやすさ」重視ならレオパという選び方もおすすめです。
まとめ:ヒョウモントカゲモドキはなつく!でも焦らず丁寧に

- ヒョウモントカゲモドキは犬猫のようにはなつかないが、人に慣れて信頼してくれる
- 餌を手から食べる・逃げないなどの行動は信頼の証
- なつくまでには1週間~1ヶ月が目安
- 飼育環境や接し方が慣れに大きく影響する
- 餌はコオロギやワーム、生餌中心だが人工飼料も併用可能
- 寿命は10〜15年と長く、覚悟をもって飼う必要がある
- 後悔を避けるには、夜行性などの特徴を事前に理解しておく
- 成体の大きさは約20cm前後で、品種ごとに個性あり
- フトアゴヒゲトカゲとの違いも知っておくと比較しやすい
- ハンドリングは段階的に行い、無理な接触は避けること
- 名前を呼んだり優しく話しかけることで安心感を与える
- 脱皮中や食後はストレスがかかるので控える
- 夜行性のリズムに合わせて接することが大切
- 飼い方を誤らなければ、初心者にも十分飼いやすい
- 信頼関係を築くには、愛情と忍耐が鍵になる
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