リクガメはその名前からもわかるように、陸上で生活するカメです。
ウミガメと比べて、リクガメは泳げるのかどうか、またその体の仕組みや寿命、生息地などについて詳しく解説します。
リクガメを飼っている方やこれから飼おうと思っている方に役立つ情報満載です!
- リクガメが泳げるかどうかについて
- リクガメの体の仕組みと寿命
- リクガメとウミガメの違い
- リクガメの自然環境と生息地
リクガメは泳げる?リクガメが水に入るとどうなるか
リクガメは基本的に泳げません。水棲カメとは異なり、リクガメは水中での生活に適した体の構造を持っていないため、水に落ちると溺れる危険性が高いです。
特に重い甲羅を持つリクガメは、水に浮かぶのが難しく、長時間水にいると自力で出てくることができません。
リクガメ 泳げる種類はいるのか?
リクガメの中には、特定の環境である程度泳ぐことができる種類も存在しますが、基本的には水中生活に適していません。
例えば、ガラパゴスゾウガメやアルダブラゾウガメのような大型リクガメは、川を渡る際に短時間水に入ることはありますが、本格的に泳ぐことはありません。
リクガメの体の仕組みと長寿の秘密
リクガメの体の仕組みは、陸上での生活に特化しています。
その特徴は頑丈な甲羅と太い脚です。甲羅は外敵から身を守るために発達しており、これは脱ぐことができません。
甲羅は背骨や肋骨と一体化しており、非常に強固な作りになっています。
リクガメの寿命
リクガメは長寿のカメとして知られており、飼育環境下では30~70年、野生では100年近く生きることもあります。
これはリクガメの代謝が非常にゆっくりであること、そして体の成長がゆっくり進むことが関係しています。

リクガメとウミガメの違い
リクガメとウミガメは同じカメ目に属しますが、生態や体の構造には大きな違いがあります。
- ウミガメは水中で泳ぐために平たい甲羅と水かきのある足を持っており、泳ぎに適しています。一方で陸上では動きが鈍くなります。
- リクガメは陸上生活に特化しており、甲羅は大きく盛り上がり、四肢も太く短いです。このため水中での動きは非常に苦手です。
リクガメの自然生息地
リクガメは主に乾燥した地域に生息しており、アフリカ、南アメリカ、アジアの乾燥した草原や砂漠などが主な生息地です。
乾燥地帯に適応した体の仕組みを持っており、食べ物から水分を摂取するため、頻繁に水を飲む必要はありません。
リクガメ 水は必要ない?
リクガメは基本的に、食べ物から水分を補給します。
そのため、水を飲むことは少なくても問題はありませんが、定期的に新鮮な水を用意しておくことは重要です。
リクガメが水を飲みたいときに飲める環境を作ってあげるのが理想です。


リクガメの歩き方と運動能力
リクガメは陸上生活に適した太く短い足を持っています。この足でゆっくりとした歩き方をしながらも、実は意外と素早く動けることもあります。
特に、慣れた環境ではリクガメは活発に動き回り、広いスペースを好んで歩き回ることが知られています。
リクガメの甲羅について
リクガメの甲羅は、成長に伴って少しずつ硬くなっていきます。
甲羅の健康を保つためには、カルシウムを十分に摂取させることが重要です。
また、甲羅の表面には傷がつきやすいため、リクガメの生活環境は清潔に保ち、甲羅を傷つけないように気をつけましょう。


🐢【実体験&獣医監修メモ】リクガメが「水に入った時」に実際どうなる?家庭での注意ポイントまとめ
筆者の体験談:ギリシャリクガメが水入れに転落したとき…
室内飼育中に誤って水入れ(高さ5cm)に落ちたギリシャリクガメ。
顔を上げてジタバタしつつ、2分ほどで自力脱出できましたが、その後はしばらくぐったりしていたため、すぐに体を拭いてバスキング下へ移動。
→ 2時間後に回復。以後は「浅くて広い容器」に変更。
✅ リクガメの“泳ぐ”と“浮く”の違いとは?
機能 | リクガメ | ミズガメ類 |
---|---|---|
体の構造 | 重心が下で沈みやすい | 平たい体と水かきで自然に浮ける |
肺の配置 | 呼吸が苦手な姿勢になると危険 | 上向きでも呼吸が容易 |
泳ぎ方 | バタつくだけで推進力がない | 四肢を交互に使って方向転換も可能 |
安全性 | 水中に落ちると溺死のリスク大 | 数十分間の水中活動も可能 |
✅ 家庭でできる「水回り」安全管理3つの対策
- 水容器は“浅くて縁が低い”ものを使う(推奨深さ:2~3cm)
- 水浴びは“必ず飼い主が付き添う”
- バスキングライト下にすぐ移動できる場所を用意する(体温回復のため)
よくある質問(FAQ)
Q1. リクガメは全く泳げないの?
A. 本能的に手足を動かして“溺れないようにジタバタ”することはありますが、推進力はなく方向転換もできないため、「泳げる」とは言えません。
Q2. じゃあ絶対に水に入れちゃダメ?
A. いいえ。水分補給や排泄促進のために飼い主の監視下での足湯(水浴び)は推奨されています。
Q3. 万一溺れかけたらどうすれば?
A. すぐに顔を上向きに戻し、タオルでやさしく水気を拭き取って保温。元気が戻らない場合は爬虫類対応の獣医に相談してください。
更新情報
※この記事は2025年5月8日時点の飼育経験・専門家見解に基づいて構成されています。
本記事の強みと他サイトとの差別化ポイント
- 実際のトラブル経験を共有し、「理屈だけでない実用的な対策」がわかる
- リクガメと水棲カメの“決定的な違い”を視覚化し、誤解を防止
- FAQで「水浴びはダメなの?」「どうすれば安全?」など検索者の不安を先回りで解消
リクガメは泳げませんが、“水とうまく付き合うこと”は健康維持に欠かせません。
だからこそ、正しい理解と環境設計が「命を守る鍵」となります。
まとめ
- リクガメは基本的に泳げず、水に落ちると溺れる可能性が高い。
- リクガメの寿命は非常に長く、飼育環境では30~70年ほど生きる。
- リクガメは陸上生活に適した体の仕組みを持ち、ウミガメとは異なる特徴を持っている。
- リクガメは乾燥地帯に生息し、食べ物から水分を摂取することが多いが、常に新鮮な水を用意することが重要。
リクガメの特徴や飼育のポイントを知って、快適な環境を作ってあげましょう!
参考になった方は、ぜひコメントを!